商用CMS『SITEMANAGE』の最新版をリリースした経緯など、シフトのスリートップに語っていただきました。
T.E
Since2015
設計
M.T
Since2000
営業・ディレクター
K.O
Since2012
プログラマー
K.O
当社製品のSITEMANAGEは、だいたい2年くらいを目安に最新版をリリースするようにしています。最新版となるLeap版の前がpromise版というものでしたが、promiseを開発してから1年半くらい経った頃に、どちらともなく「そろそろやらないとね」という話はでていました。話自体は結構前からでていたものの、お互いに忙しく中々詳細を話せずにいましたね。
K.O
ちゃんと作るってなったときに、1ヶ月はかかっていないですね。話し合いは長いことしていましたが、作る時間がなかったので案件が落ち着いたタイミングで一度代表に「Leapの開発に集中したいから、他の案件は入れないでほしい」という相談をしました。そこから3週間くらいでガッ!と集中してやった感じです。
K.O
正直全部ですかね。案件ごとにカスタマイズした機能をどうシステムの標準に落とし込むのか。セキュリティ面の強化もそうですし、何が問題で、どのように解決するかを考えるのも苦労しました。
K.O
これはプログラマー特有の感覚にはなりますが、“陳腐化している”、“素人臭いな”って思う箇所があったので、素人臭いデザインを消すことですかね。実はpromiseとLeapを比べたときに、見た目の変化はあまりないようにしました。それも変にデザインを変えすぎずに、作りづらい部分を作りやすくするなどのシステムとしての完成度をあげ、とにかく素人部分を消していこうという目的がありました。
それと、徐々に仕様になかった機能を求められる件数も増えてきましたので、汎用性のありそうなものを標準化していくことにも時間をかけました。機能を標準化したことで、開発のスピードもあがりましたし、保守性も高めることができました。あとは、新人プログラマーが入ってきたときに、共有がしやすくなったのも大きいと思っています。プログラマーチームの中でも苦戦していたところが、今ではすごく楽になったといいますか、ユーザ目線でも扱いやすくなったと思っています。
K.O
優先順位をつけながら、限られた時間の中でなんとか形にしなければいけないという思いが前に立ってしまったので、満足はしていないですね。
ただ、SITEMANAGEは常に作り続けていく必要があると思っているので、満足することはないんだろうなとも思っています。
T.E
通常の案件ですと、要件をある程度固めてから設計書に落とし込むのが一般ですが、SITEMANAGEに関しては開発が先行しているので、いつもできあがったものを「できあがったよ」と報告されて終わることがほとんどです。そのため、仕様書との不一致が発生しないように、仕様書もあとから修正をかけています。
K.O
補足すると、SITEMANAGEの開発は「こういうことがしたい」「これはこうしたい」という代表の意見を聞き取りつつ、僕の方で「これはこうしよう」「ここは直したほうがいいよね」と考えたものを代表に提供する流れになっているので、SITEMANAGEに関しては設計書ありきで開発をしないちょっと特殊な方法で行っています。
M.T
タグの設定やマーケティングに関する機能など、新しい機能もたくさんできたので、営業としては提案がしやすくなりました。普段こちらがあまり意識しないような裏側のシステムを今回のインタビューを通して知ることができましたし、細かい部分まで時間をかけて、率先してやってくれていることも驚きました。感謝しかないです。
ところで、Oくんに質問なんだけど、追加するプラグインを選ぶ基準ってどのようにして選んでいるの?
K.O
案件で作ったもので、今後も汎用性がありそうなものですかね。あとは、メインプログラムの標準に入れても邪魔しないもので、汎用性がありそうなものをEさんと相談しながら決めてますかね。
T.E
俺とOくんとで、「これを標準化したほうが良いんじゃない?」とかは結構話しますね。
M.T
設計や開発がしっかりしているからこそ、営業としてよい提案ができているのだと、本当にいつも感謝しております。Oくんの開発、Eさんの設計は日本一だと思っています!
T.E
本当に思ってます? (笑) その思いも値段に乗せてくれますか?!
M.T
いつもね、こうやってふざけるんですよ (笑)
T.E
CMS No.1になれるよう、日々努力をしています。
M.T
最初の頃に比べるとちゃんとパッケージっぽくなってきたし、実績も増えてきたよね。
営業としてはただパッケージを売るのではなく、それぞれの専門性が重要になってくると思うので、そういう気持ちを大事に販売していきたいと思っています。
あとは、後輩の教育ですかね。最近は新人さんも育って、リーダークラスとしてしっかり人を引っ張っていける人材も増えてきているので、そのスキルを伸ばしていくことにも力を入れていきたいです。
K.O
制作部としても、後輩の育成にも力を入れて、もっと質の良いものを提供できるように頑張っていきたいと思います。